チャートブック 2005 3 6
大きな書店には、株式投資のコーナーがあり、
そこに、チャートブックが山積みされています。
どんな人が、チャートブックを買うのか、眺めていると、
意外にも、高齢者の姿が目立ちます。
しかし、私は、心配になりました。
チャートだけで、相場に勝てるとは限らないのです。
もし、そうだったら、チャートブックを買う人は、みんな金持ちになります。
チャートブックの愛読者が、必ずしも勝者とは言えないのです。
チャートブックには、読み方があるのです。
株式投資の経験が豊富な人が、チャートブックを読むのと、
株式投資の経験が乏しい人が、チャートブックを読むのでは、
大きな違いがあるのです。
こんな話を聞いたことがあります。
いくら最新の兵器を揃えたところで、
実戦経験がない軍隊は、実際の戦場で勝てないと言われます。
株式市場も、戦場です。
こうした高齢者が、安心して株式投資ができるような環境整備をしていく必要があります。
「一般投資家の学校」や「個人投資家の学校」を作ることも、
ひとつの方法かもしれません。
学校ですから、当然、
「自分で銘柄を発掘し、自分で判断できるようになること」を目標とすべきです。
「卒業できない学校」ではなく、「必ず卒業できる学校」を作るべきです。
ただし、お金に関係するトラブルが多発していますので、
こうしたことは、許認可制にすべきです。
卒業 2005 2 13
個人投資家として、あるいはデイトレーダーとして、
成功した人が増えてきたと聞きます。
あるいは、安定的な実力を身につけた個人投資家も多くなったそうです。
そうであるならば、
もうそろそろ「個人投資家」を卒業すべき時が来ていると思います。
一定の成功を収めたならば、今度は、社会貢献をすべきです。
数年後には、団塊の世代が、大規模に退職の時を迎えます。
こうした人たちは、今までの退職者のように、隠居の生活にはならないでしょう。
まだまだ体力も気力も現役世代並みにあり、そしてパソコンも上手に使えます。
つまり、こうした人たちが、個人投資家やデイトレーダーになる可能性があるのです。
そういう人たちを助けることも、社会貢献です。
もちろん、個人レベルで、こうしたことをやっても問題が起きるでしょうから、
NPO(非営利組織の特定法人)を設立して、社会貢献をすべきです。
NPOなどの準備作業を考えれば、
時期的には、早いと言えず、むしろ遅いと言えます。
デイトレーダーは、何十年も続けられるものではありません。
お金を儲けることも、デイトレーダーの幸福でしょうが、
一流のデイトレーダーを育てることも、幸福と感じる時が来るでしょう。
むしろ、こちらの方が、大きな幸福と言えるでしょう。